「家は、生活の宝箱でなくてはならない」と言ったのは、近代建築の巨匠、ル・コルビュジエでした。ともすれば、広さや部屋数ばかりに注目してしまいがちな住まいづくり。でも私たちが本当に求めているのは、好きなコトをしたり、心身を癒し解放できる、楽しくで心地いい場所ではないでしょうか。今回は、そんな「オフを楽しむリゾートハウス」に注目しました。自然の中でアクティブに過ごしたり、静かに自分自身と向き合ったり......。非日常を日常に取り入れるためのヒントを探しに行きましょう。

"建築家が自分のために建てた家"って、見てみたいと思いませんか? 建築のプロたちは、そもそもどんな家に住んでいるのか。そしてそれは、どのような考えから生まれ、どのような過程で家という形へと具現化されたのか。そこで今回は、県内外の建築家のご自宅におじゃまして、その暮らしぶりとともに、住宅建築の哲学や大切にしていることなどを伺ってきました。建築家の自邸と、そこに込められた思いを知ることで、あなたの住まいづくりに役立つ新たなヒントやアイデアが見つかるかもしれません。

日本の家。そう聞くと、素朴で、あたたかくて、昔懐かしいいわゆる「純和風」の住宅をイメージされるかもしれません。しかし、日本人の心を映してきた和の住まいは、戦後から現代にいたるまで、近代化や海外の影響を受けながら多様に進化してきました。そんな日本の家を、新たな視点で見直したいと考えます。

子ども時代、屋根裏や押し入れ、物置、木の上でーー 「秘密基地」で過ごした記憶は誰しもあることでしょう。そんな夢中で遊んだ日々のなかに、暮らしの原点があるのではないか。今回は、自分のスタイルを貫いているカッコいい大人たちが夢を集めてつくりあげた「秘密基地」と呼びたくなる自由な住まいを訪ねました。

住まいづくりというと、とっさに「2階建」をイメージしてしまう人、いませんか?
実はいま、平屋がちょっとしたブームなんです。確かにこれまでの平屋は、離れとかリフォームの印象が強く、新築の選択肢から自動的に外されてしまうことも少なくなかったようです。けれど改めて見直すと、平屋には良いところや新しい発見がいっぱい!
今回は、これまでのイメージを一新する四つの事例をご紹介。こんなにいいことずくめの平屋なら住まいづくりの選択肢に入れてみたくなりませんか?

皆さんは家を建てる際、それが30年、50年後どうなるかをイメージしているでしょうか?
家は建ててから何十年と住み続けるもの。本当にいい家とは、竣工時だけでなく、暮らすほどに時間に磨かれ、ワインのように熟成していくものだと思います。
時代を超えて愛される芸術品があるように、先人たちの知恵や想いを継いだ建物や、時をかけて風景に溶け込んだ庭もまた、姿や役割は変われども、世代を超えて受け継がれていきます。そしてそこには金銭的な価値以上に大切な何かが存在しているはずです。
時が経つほどに味わい深く、心地よくーー。今回は時が経ってなお輝き続けるお宅をご紹介。将来を見つめ、時とともに磨き、磨かれてきた暮らしの中に、住まいづくりのヒントが隠されています。

現代は、ライフスタイルの多様化に伴ってキッチンの様相もさまざまに変化しています。
言うまでもなく食は人を育む大切な要素。キッチンはその食をつくるだけでなく、食べ物の好みや家庭の味、食事の作法に至るまで、その家の伝統や文化をつくる、もっと言えば人の本質を育む場と言っても過言ではありません。そんな中、これからの住まいに欠かせないのが、自分らしいキッチンという視点。例えば夫婦並んで調理を楽しむ、テラスで食事をとる、器や道具を厳選し見た目にこだわるなど、自分らしさを表現する一つの手段としてキッチンを考えれば、暮らしはもっともっと楽しく豊かになり、それが家の文化として伝わっていくはず。
今回は、食やキッチンづくりの達人の暮らしぶりをのぞかせてもらいました。あなたらしいキッチンづくりのヒントがきっと見つかります。

"God is in the details〜神は細部に宿る"とは
ディテールへの美学が作品の本質を決定することを意味します。
確かに、世界の一流品と称される時計や革製品、ジュエリーなどには高度な技術を備えた職人たちの手仕事が間違いなく存在しています。
家も同じ。図面を丹念に読み解き、形あるモノへと命を吹き込む
職人たちとその手仕事が果たす役割は計り知れず
そうして一つひとつ積み上げられた細部の出来の善し悪しが、
全体の仕上がりを決定づけるといっても過言ではありません。
今回はそんな職人たちに着目。大工・左官・建具職人の仕事現場に密着し、仕事にかける想いやいい家についての考えを取材。
同時に建築家の伊礼智氏に設計側から見た職人の仕事について伺いました。
これを読めば、あなたの家の見方が変わるかもしれません。